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洞爺湖の観光情報

「洞爺湖」は、洞爺湖町と壮瞥（そうべつ）町にまたがって位置している湖で、新千歳空港から車で1時間30分ほどの距離にあります。洞爺湖は、かつてこの場所にあった火山の大噴火によって、陥没した窪地に水が溜まってできたカルデラ湖です。湖の周囲は約43km、面積は約70.7km2あり、カルデラ湖のなかでは日本で3番目の大きさを誇ります。
湖の中央部分には「中島」という大小4つの島があります。この4つの島は約4万年前の噴火で形成されました。4月末から10月までは、最も大きい大島に遊覧船で渡ることができ、整備されたハイキングコースでの散策を楽しめます。大島には数百頭のエゾシカが生息しているため、運が良ければ間近で見られるかもしれません。洞爺湖は透明度が高く、湖面を上から見ると美しい濃い青色に見えるのが特徴です。洞爺湖西岸の高台に位置する「サイロ展望台」は、洞爺湖や中島をはじめ、有珠山や昭和新山を一望できるビューポイントとして知られています。
洞爺湖の南側に位置する「有珠山（うすざん）」は、現在も20～50年ほどの間隔で噴火を続けている活火山です。有珠山の山上へはロープウェイで上ります。山上には眼下に洞爺湖や昭和新山を望める「洞爺湖展望台」と、現在もうっすらと噴煙を上げる火口を望める「有珠火口原展望台」があります。洞爺湖温泉街からロープウェイの駅までは、車で10分ほどで到着します。駐車場からロープウェイ方向に向かって右手にある山は、1943年の噴火の際にできた昭和新山です。もともとは麦畑だった場所が噴火とともに隆起をはじめ、わずか2年弱の間に398mの高さになりました。