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彦根駅近くの観光情報

彦根駅は、「ひこにゃん」でおなじみの滋賀県彦根市の中心駅。JR琵琶湖線（東海道本線）と近江鉄道の本線が乗り入れ、東海道・山陽新幹線が停車する米原駅から1駅5分で到着します。
琵琶湖と鈴鹿山系に囲まれた豊かな自然と、江戸時代に彦根藩の城下町として栄えた歴史ある町並みが魅力の彦根市。西口前のロータリーには、徳川四天王のひとりで”井伊の赤鬼”と恐れられた、彦根藩初代藩主・井伊直政公の騎馬像がにらみを利かせています。その井伊家が20年もの歳月をかけ築き上げた彦根城は、国の特別史跡に指定されている滋賀県の代表的な観光スポットです。彦根駅の西口から伸びる県道6号線を車で直進しておよそ5分。春にはお城を中心に約1,200本の桜が咲き、多くの観光客が訪れています。毎年秋にはお城まつりパレードや、全国のゆるキャラ達が集まるご当地ゆるキャラ博も開催されます。勤労感謝の日の前後に、彦根城下町の面影を残すレトロな商店街で一斉に行われる、伝統の「彦根ゑびす講」も見どころです。
彦根駅の周辺には国道8号線と306号線、名神高速道路が走り、車のアクセスも良好です。最寄りインターチェンジの彦根ICからは、出口から彦根市街・彦根城方面に進み、約10分で到着します。駅から直接琵琶湖の湖畔に向かう場合、西口から車で約8分でアクセスできます。

彦根駅近くで人気の観光スポット

彦根城

滋賀県彦根市のシンボル・彦根城は、JR彦根駅西口から車で約5分。最寄りインターチェンジの名神高速彦根ICからは、約15分でアクセスできます。姫路城や松本城などとならび国宝に指定されている天守や、四季折々の姿が美しい、滋賀県内でも指折りの観光スポットです。
彦根城は彦根藩を治めた井伊家の初代藩主、井伊直政の次男に当たる直孝が、慶長9年（1604年）に築城をはじめたお城です。完成後は、井伊家歴代の居城として使われていました。彦根市のマスコットキャラクターとして全国的に知られる「ひこにゃん」は、彦根市に伝わる、井伊直孝と福を招く猫の故事から生まれたそうです。
彦根城は標高約130mの山に築かれた平山城で、山頂に築かれた白亜三層の天守から、今も琵琶湖や彦根市街を望むことができます。廊下橋を中心に、左右対称に建てられた天秤橋櫓は、国の重要文化財です。日本の城郭では、この彦根城でしか見られない珍しい建築様式といわれています。
築城当時の姿を残した彦根城の城内は坂や石段が多く、歩きやすい履き物で訪れるのがおすすめです。春には高さ10m以上の石垣に築かれた西の丸三重櫓の周辺や、天守を取り囲む堀周辺に桜が咲き誇り、秋には城の北東に広がる玄宮園が紅葉で彩られます。毎年11月に開催される「錦秋の玄宮園ライトアップ」は、夜の紅葉を鮮やかに照らす人気のイベントです。天守を背景に池と緑が織りなす、近江八景を模した庭園の景観も格別で、国の名勝にも指定されています。

五百羅漢天寧寺

滋賀県彦根市にある五百羅漢天寧寺（てんねいじ）は、彦根藩を治めた井伊家にゆかりのある寺院です。萩の寺とも呼ばれ、秋には萩の花が見られるほか、4月上旬から中旬には約200本の桜が咲き誇ります。
天寧寺は、井伊藩主のプライベートな寺として建てられた宗徳寺が前身です。自身の長男の子と知らず、婚姻関係のない男性との子を身ごもったと死罪に処してしまった腰元と、お腹にいた初孫を弔うため、井伊直中が文化8年（1811年）に移築し開山しました。
この事件をふくめ、さまざまな懺悔と供養のために彫らせたのが羅漢像です。「亡き親、子供、いとしい人に会いたくば、五百羅漢にこもれ」という言葉があり、それぞれ顔が違うたくさんの羅漢像のなかには、訪れた者の会いたい顔が必ずあると言い伝えられています。
井伊家のなかでも、特に第15代藩主・井伊直弼（なおすけ）に深いゆかりがある天寧寺。境内には「桜田門外の変」で暗殺されたときの遺品が埋葬され、供養塔が建てられました。そのそばには、かつての友人・長野主膳の墓と、恋人・村山たか女の碑も並んでいます。直弼が愛した庭園もあり、11月20日から28日に一般公開されます。
最寄りインターチェンジの彦根ICから天寧寺までのアクセスは、出口から彦根市街方面に約600m進み「五百らかん」の看板から路地に入ると計約3分です。境内には約10台収容可能な駐車場が整備されています。

多賀大社

滋賀県の彦根駅から南に車で約17分。「お多賀さん」の愛称で親しまれる多賀大社は、年間約170万人の参拝客が訪れる滋賀県多賀町の神社です。
伊邪那岐大神（いざなぎのおおかみ）と伊邪那美大神（いざなみのおおかみ）がまつられており、延命長寿や厄除け、縁結びのご利益で知られています。しゃもじの形をした無病長寿のお守り「お多賀杓子」は、おたまじゃくしの語源になったとか。定番みやげの糸切餅は、境内西の多賀大社前駅まで続く約700mの表参道「絵馬通り」で購入できます。
多賀大社は、かの戦国武将・豊臣秀吉公も厚く信仰していたといわれています。鳥居をくぐってすぐにかかる太閤橋（たいこうばし）と、境内北側にある国指定名勝・奥書院庭園は、秀吉が母（大政所）の病気が治ったことを感謝し、奉納した米一万石で造られたそうです。
名神高速道路彦根ICから多賀大社へアクセスする場合、出口を多賀大社方面に進み約10分、湖東三山スマートICからは彦根方面に進み約15分です。駐車場は、神社近くの多賀交差点から南に車で約1分のところに整備されています。大社周辺は、初詣シーズンとなる大晦日から翌年一月の初旬にかけて交通規制が行なわれますのでご注意ください。