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三沢空港近くの観光情報

三沢空港は青森県三沢市にある飛行場で、航空自衛隊とアメリカ空軍も使用する軍民共用の飛行場です。青森県の太平洋岸東南部にある三沢市の市街地の外れ、市域のほぼ中央に位置し青森県東部の玄関口となる空港であり、また本州の空港としては最東端に位置しています。JALが就航しており、三沢空港から羽田空港・伊丹空港・札幌飛行場への路線を運行しています。空港内にはレストランや売店があり、わかさぎトバやひめますトバをはじめとする地場産品のお土産を購入することができます。
空路の交通拠点としてはもちろん、三沢空港は人気のイベントが開催される場所として有名です。毎年初秋の9月頃には航空祭が開催されており、三沢基地所属機による展示飛行、「ブルーインパルス」の展示飛行の他に、他基地からの外来機の地上展示、各種イベント等が実施され、多くの観光客で賑わいます。
三沢空港からは、三沢駅へ向かうバスのほかに、八戸市内へ向かうバスも運行されています。空港には複数のレンタカー屋もあり、ここから車で青森観光をすることもでき、八戸市内までの所要時間は1時間程度です。
空港のすぐそばには「県立三沢航空科学館」があり、日本最大級の航空科学博物館として、青森県が航空史に果たしてきた役割を広く全国に情報発信しています。

三沢空港近くで人気の観光スポット

青森県立三沢航空科学館

空港のまち三沢にある「青森県立三沢航空科学館」は、2003年に大空と飛翔をテーマにオープンしました。三沢空港から車で約6分、JR三沢駅から車で約15分の位置にあります。
青森県立三沢航空科学館は3階建てで、1階には航空ゾーンや科学ゾーン、ホールなどを配置。実際に日本エアコミューターで使用されていたYS-11機を展示しています。2階はライブラリーやディスカバリーランドがあり、3階は展望デッキになっていて、三沢空港を一望できるスポットです。科学実験工房は、サイエンスショーや科学原理を用いたおもちゃなど、子ども達が楽しく科学現象を学べる場。ミュージアムショップには、三沢市の海岸からアメリカワシントン州まで世界初の無着陸横断飛行を達成したミス・ビードル号の紙飛行機など航空科学館ならではのお土産が揃っています。
科学館の前にあるのは「三沢市大空ひろば」。F-16AやT-33Aといったアメリカ空軍の飛行機、国産初の超音速機など一度にたくさんの飛行機を見られるスポットです。遊具や子ども広場もあり、子どもも大人も楽しめます。科学館のすぐ近くには「三沢空港」もしくは「三沢飛行場」と呼ばれる空港がありますが、民間航空だけでなく、航空自衛隊や在日アメリカ軍も使用する共用空港です。そのため、一度にいろいろな飛行機を見ることができます。ターミナル内には、お土産屋やレストランがあり、旅行者に便利です。また、三沢空港の近くには「三沢空港温泉」があり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

蕪島

青森県八戸市にある「蕪島（かぶしま）」は、瓢箪型の陸続きになった島です。ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。国の名勝である「三陸復興国立公園 種差海岸（たねさしかいがん）」の北部に位置します。島の名前の由来でもある黄色い蕪の花が咲く島の頂上には「蕪嶋神社」がありますが、2015年の火災により全焼となりました。現在は社務所が設置され、再建工事が進められています。
蕪島では、蕪嶋神社の弁財天の使いと言われているウミネコが毎年2月から3月頃に飛来し、産卵・子育てを行う姿が見られます。ウミネコは漁場を知らせてくれるので漁師にとってありがたい存在。その数は4万羽にものぼると言われ、黄色い蕪の花群の中に見られる白い姿は、離島する夏の頃まで訪れる人々の目を楽しませてくれます。蕪嶋神社では、毎年4月の第3日曜日に祭礼が行われ、地元の郷土芸能などを楽しむことができます。
また、「八戸市水産科学館 マリエント」は蕪島に隣接する観光文化施設です。海をテーマにした科学館で、アオウミガメやクリオネなど海の生物を展示。八戸前沖の魚たちを知ることができます。
JR鮫駅から車で約2分の蕪島から、八戸市水産科学館 マリエントを経由して海岸線に沿って広がる三陸復興国立公園 種差海岸はドライブがおすすめです。日本の灯台50選に選ばれた「鮫角灯台（さめかどとうだい）」、太平洋を一望できる「葦毛崎展望台（あしげざきてんぼうだい）」、日本の渚百選の一つ「大須賀海岸」など多くの観光スポットあります。

酸ヶ湯温泉

酸ヶ湯（すかゆ）温泉は、十和田八幡平国立公園内、八甲田山大岳の西麓に位置する一軒宿の温泉宿。300年以上もの歴史を誇り、湯治場の雰囲気が色濃く残る素朴な宿です。しかし、その規模は大きく400人を収容する旅館や160畳もの広さを誇る「ひば千人風呂」があり、多くの観光客や登山客が訪れます。清らかな自然や温泉の泉質、交通アクセスのよさなどから、1954年には日本初の国民保養温泉地に認定されました。
霊泉と呼ばれる酸ヶ湯温泉の泉質は、酸性硫黄泉（さんせいいおうせん）。湯の底からポコポコと気泡が湧き、体をじんわりと温めます。一日3回の入浴で万病に効果が現われると言われ、古くから湯治客が多く、炊事場や美容室といった設備が整っています。日帰り入浴客も受け入れているため、青森ヒバの湯船に浸かり、名物の「酸ヶ湯そば」や「生姜味噌おでん」を味わってはいかがでしょうか。
周辺は高地特有の植物が数多くあり、四季を通じて美しい自然が堪能できます。なかでも、酸ヶ湯温泉から約4キロの場所にある睡蓮沼は八甲田連棒の山々が澄んだ沼に映る絶景スポットです。また、紅葉の名所である奥入瀬もほど近く、登山やハイキングもおすすめです。ただし一帯は世界有数の豪雪地方であるため、冬季は車の移動に注意が必要です。
青森駅から酸ヶ湯温泉まではJRバスや無料送迎バスもありますが、車であれば国道103号線「八甲田ゴールドライン」が便利です。東北自動車道・青森中央ICから約40分の場所にあります。

浅虫温泉

浅虫温泉郷は、陸奥湾（むつわん）に突き出た夏泊（なつどまり）半島に位置する、海に面した風光明媚な湯の街です。「青森の奥座敷」「東北の熱海」と呼ばれ、風情ある温泉街だけでなく、ビーチ、水族館、遊園地などを兼ね備えた一大レジャーエリアとして県内外から多くの観光客が訪れます
浅虫温泉の名前の由来は、かつて湧き出た温泉で麻を蒸した地という説があります。しかし火災を連想させる蒸という文字を忌み嫌い、浅虫の表記になったと伝えられています。温泉地としての歴史は古く、平安時代に高僧が温泉を見出し、江戸時代には弘前藩を代表する温泉地のひとつに数えられました。
青森県の北部にあるものの、浅虫温泉郷は海に面し、背後三方が山に囲まれているため比較的おだやかな気候です。そのため、古くから湯治場として知られ、多くの著名人や芸術家に好まれました。泉質は無色透明の単純泉。日帰り入浴を開放している旅館も多く、湯めぐりを楽しむこともできます。近隣には日本森林浴100選に選出された遊歩道があり、湯上りに散策してもいいでしょう。
なお、山側にはレトロな雰囲気が漂う老舗旅館があり、海側には近代的なホテルやレジャー施設が並びます。海の幸・山の幸をふんだんに使った郷土料理や創作料理が味わえる食事処もおすすめです。
温泉街は浅虫温泉駅から徒歩5分の場所にあります。車でのアクセスは青森駅から約30分、青森自動車道・青森東ICから約15分の距離です。