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大山阿夫利神社

「大山阿夫利神社（おおやまあふりじんじゃ）」は、神奈川県伊勢原市にある神社です。遥か昔、約2,200年前の崇神天皇の時代に建てられたと伝えられています。雨乞い信仰があったとされ霊山として崇められました。祭祀に使用されたと伝えられる縄文土器も見つかっており、神秘的で厳かな雰囲気が人々を魅了しています。下社の拝殿の神泉から湧き出る御神水は美味しいと評判で多くの人から愛されている名水です。
神前結婚式や各種祈願の他、年間通して様々な行事が行われ多くの参拝客が訪れています。下社から見渡す朝日は素晴らしいと評判で大勢の人々を惹きつけてきました。大山から眺める富士山や、見応え抜群の大滝、ライトアップした下社、紅葉シーズンの景色は圧巻です。歴史的価値の高い能楽殿もあり能面を見ることもできます。1953年12月指定の無形民俗文化財「大山阿夫利神社の倭舞及び巫子舞（おおやまあふりじんじゃのやまとまいおよびみこまい）」は毎年夏に行われ、多くの見物客を呼び寄せています。美しい自然と芸術と文化に触れられることでも知られている観光名所です。
車でのアクセスは東名厚木インターから国道246を伊勢原大山方向へおよそ40分で到着します。駐車場は伊勢原市営大山第2駐車場などの市営、もしくは民営の駐車場の利用が便利です。そこから参道を歩いて大山ケーブルカー乗り場へ行き、「山麓駅」から乗り「山上駅」で下車します。ケーブルカーからの眺めも素晴らしいので、到着までの移動時間も余すところなく大山の自然の美を堪能できます。

日向薬師

「日向薬師（ひなたやくし）」は、716年に開かれた真言宗のお寺です。日向地区は彼岸花の里と呼ばれ、辺り一面を真っ赤に染める彼岸花が美しいと評判の地でカメラを持って訪れる人が多くいます。このお寺の見どころは茅葺屋根で作られた本堂の薬師堂や樹木、多数の国重要指定文化財などの美術品です。境内の樹齢推定800年の旗掛け杉は、足利基氏が平和と五穀豊穣を願って旗を掛けたことにより多くの人々に大切にされてきた杉の木です。日向薬師は桜や梅の花が美しいと評判で、見頃を迎えると大勢の見物客で賑わいます。
宝物殿には「薬師如来像」「前立ち薬師三尊像」「阿弥陀如来像」「十二神将像」の4つの国重要指定文化財があります。本尊の薬師如来像は平安時代中期、西暦1000年頃に彫り痕を残す鉈彫りという技法で作られた一木造りの仏像です。普段は開帳しておらず初詣の三が日と初薬師の1月8日と本尊開扉大法会の4月15日にしか目にすることができません。本尊薬師如来を一目見ようと全国から大勢の人が訪れます。前立ち薬師三尊像は平安時代の終わり頃から鎌倉時代の初め頃に作られた寄木造りの仏像です。阿弥陀如来像もまた前立ち薬師三尊像と同じ頃に同じ技法で作られました。十二神将像は鎌倉時代後期に作られた寄木造りの等身大の神将像です。迫力満点の佇まいに圧倒されます。
車でのアクセスは東名厚木インターから約30分、国道246号伊勢原市役所前交差点から約20分です。無料の駐車場も利用できます。