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• 東横INN一ノ関駅前 駅から 約0.24km
  
• ベリーノホテル一関 駅から 約1.82km
  

一ノ関駅近くの観光情報

JR一ノ関駅は、東北新幹線と在来線の東北本線、大船渡線が乗り入れる岩手県一関市や奥州、平泉の玄関口です。東京駅から最速約2時間、仙台駅や盛岡駅から約25分で到着します。
一関市は、厳美渓（げんびけい）と猊鼻渓（げいびけい）の二大渓谷をはじめとする豊かな自然と渓流に恵まれた町。国の名勝・天然記念物に指定されている磐井川沿いの厳美渓は、一ノ関駅の西口から車でおよそ20分です。2011年に世界遺産登録された奥州平泉の名刹・毛越寺（もうつうじ）や中尊寺も、厳美渓から車で20分圏内にあります。須川高原温泉をはじめ様々な温泉が点在する一ノ関温泉郷は、厳美渓から栗駒山中腹にかけての国道342号線沿いです。
一関市を代表するもう一つの名勝・猊鼻渓は、駅の東口から車でおよそ35分です。日本百景の一つに数えられる猊鼻渓では、砂鉄川の清らかな渓流を、棹一本の手漕ぎ舟で下る名物の舟下りも楽しめます。猊鼻渓の入口となる船着き場近くのレストハウスで食べられる鮎の塩焼きや一瀬伝統の餅料理も人気です。
岩手県最南端にある一関市は、宮城県・秋田県と接する東北エリアのほぼ中心にあたり、市内を走る東北自動車道で各方面にアクセス良好です。一関ICから約10分、花巻空港ICから約50分で到着します。

一ノ関駅近くで人気の観光スポット

厳美渓

東北の名峰と名高い栗駒山（くりこまやま）を源にする磐井川の浸食によって形成された「厳美渓（げんびけい）」は、国の名勝天然記念物に指定されているスポットです。滝や深淵、奇岩などが約2kmにわたって続き、そのダイナミックで雄大な景観は訪れる人を魅了するほど迫力があります。厳美渓の上流ではごつごつとした岩肌にあたり、豪快な水しぶきを上げる姿を見ることができ、下流ではゆったりとした深淵を眺めることが可能です。場所によって風景が変わるため、散策するたびにいろんな表情を楽しめます。日本百景にも数えられる厳美渓は、春には満開の桜、夏には森林浴、秋には紅葉、真冬には雪をかぶった岩々が周りの木々と相まって幻想的な世界に包まれます。
厳美渓の景観を堪能した後は、厳美渓名物の“かっこうだんご”で小腹を満たしましょう。“かっこうだんご”とは厳美渓の渓流を挟んだ対岸にある売店で売っているお団子のことです。購入方法に特徴があり、団子を買うには川の上に渡したロープに下がるカゴに注文個数と代金を入れます。そばにある木槌を鳴らすとカゴが引き上げられ、代金の代わりに団子とお茶がカゴに入って戻ってくるというユニークな注文方法。厳美渓に訪れたら一度は注文してみたい“空飛ぶお団子”です。
厳美渓は東北自動車道の一関ICを降りて車で約8分の場所にあります。厳美渓の周辺には無料の駐車場が多数あるので、駐車場所には困らない観光スポットです。

猊鼻渓

「猊鼻渓（げいびけい）」は、日本百景にも数えられる渓谷で舟下りが名物の観光スポットです。渓谷の長さは約2kmで、その川岸には高さが100ｍ以上の絶壁がそびえ立っているのが特徴。国の名勝にも指定されており、幻想的な深山幽谷は岩手県の観光資源となっています。また、猊鼻渓の歴史は意外と新しく、明治になってから発見されました。それ以前は近隣の村人でさえ知らない人がいたほど。その理由は藩の役人が訪れた際に接待する負担を減らすためで、藩に提出する風土記や絵図にも渓谷の存在は記されていなかったのです。猊鼻渓の名前は明治に入り、観光開拓者や地元有志によって命名されました。
猊鼻渓では船頭が棹（さお）のみで舟を動かす舟下りが有名です。舟下りでは、四季折々の花や鳥たちのさえずり、風の音などを肌で感じることができます。冬には期間限定でこたつが設置され、鍋を囲みながら舟下りができる“こたつ舟”を運行。非日常な空間で絶品鍋料理を堪能することができる人気のイベントです。舟下りの所要時間は約90分。普段見ることができないアングルからたっぷりと自然を満喫することができるでしょう。
車で猊鼻渓へ行く場合は、東北自動車道の一関ICから東方面県道19号を利用して約30分車を走らせましょう。船着き場周辺には有料駐車場や無料駐車場があるので安心です。また、猊鼻渓周辺にはレストハウスやホテルがあるので、舟下りがてら宿泊して周辺観光をするのもおすすめです。

幽玄洞

岩手県一関市にある「幽玄洞（ゆうげんどう）」は、約3億5,000万年も昔の地層に属する鍾乳洞です。舟下りで有名な「猊鼻渓（げいびけい）」から北に1.3kmほど行った場所にあり、1980年に発見されました。幽玄洞は全長500ｍにおよび、内部は平均気温が13度前後。洞内に一歩入ると、落下した水滴の中の石灰分が長年積み重なってできる石筍（せきじゅん）や、天井から下がるつらら石、これらがつながってできる石柱などが見られます。そのほか、壁一面を覆うフローストーン、エメラルドグリーンの美しい地底湖などもあり、長い年月をかけて築かれた自然の芸術作品を間近に見て楽しめるのが特徴です。
幽玄洞は国内有数の化石の宝庫としても知られており、日本の岩盤上では初となる、ウミユリの化石なども発見されています。そのほかにも三葉虫の化石や古代サンゴなど、さまざまな生物学的資料が洞内で発見されてきました。また、洞窟の隣りには「幽玄洞展示館」という展示施設も設置されています。和風建築の落ち着いた館内で、幽玄洞で発見された海底化石の展示が見られるだけでなく、地層や生物の歴史についても学べる施設です。
車でアクセスする場合は、東北自動車道一関ICから国道342号に入り、県道19号を経由して約30分で到着。JR一ノ関駅からも、車で25分ほどでアクセスできます。幽玄洞には無料駐車場が設置されているほか、近隣には猊鼻渓、車で35分ほどの場所には世界遺産として知られる中尊寺などもあり、ドライブの目的地におすすめのスポットです。