【福島県・会津東山温泉】歴代の会津藩主や藩士が愛し、奥羽三楽郷の一翼を担い、著名な作家や画家も好んで湯治

会津若松市の中心地からクルマで10分の好立地

会津東山温泉(以下、東山温泉)は、福島県会津若松市の歴史ある温泉地で、約1300年前に名僧・行基によって発見されたと伝えられています。会津若松市の中心部からクルマで10分程度のアクセスしやすい場所に位置し、豊かな自然に囲まれています。

東山温泉は、江戸時代では会津藩の湯治場として栄え、山形県の上山温泉、湯野浜温泉とともに奥羽三楽郷と称されてきました。温泉の泉質は硫酸塩泉であり、身体がポカポカになり、傷や打ち身に効能があります。四季折々の美しい景色の中で湯浴みを楽しめる、東北有数の温泉地。源泉かけ流しや露天風呂、部屋食が可能な宿など、様々なタイプの宿泊施設があります。

温泉街には、風情ある橋や滝が流れる川があり、散策スポットとして人気です。明治以降の文人墨客にも愛された歴史があり、彼らの碑なども見つけることができます。

今回は、会津東山温泉観光協会事務長の鈴木 壽治氏に東山温泉の魅力について話をうかがいました。

会津東山温泉観光協会

事務長 鈴木 壽治氏

目次

会津若松の奥座敷として発展した歴史

長い歴史を持つ会津東山温泉

――東山温泉の歴史と魅力についてからお願いします。

鈴木 壽治氏

会津東山温泉は、約1300年もの長い歴史を持つ、福島県会津若松市にある温泉です。奥羽三楽郷の一つに数えられる名湯として知られています。

開湯は、天平年間(729~749年)に行基※が三本足の鳥に導かれて温泉を発見したという伝説が残っています。

天平年間・・・聖武天皇が在位した時期にあたり、特に仏教の影響を強く受けた国際色豊かな天平文化が栄えた。代表的な建築作品では、東大寺正倉院(校倉造り)、東大寺法華堂(三月堂)、唐招提寺金堂などがある。

行基・・・飛鳥時代から奈良時代にかけて活動した日本の仏教僧。民衆へ仏教を直接布教することを禁止していた中、その禁を破って行基集団を形成し、畿内を中心に民衆や豪族など階層を問わず広く人々に仏教を説く。ちなみに、庶民から人気のあった行基が発見したとされる開湯伝説は全国に数多く残る。聖武天皇は、東大寺の大仏造立という国家の一大事業に行基を責任者とした。

会津東山温泉を開湯したと伝えられる行基
鈴木 壽治氏

江戸時代には会津藩※の湯治場として栄え、会津若松の奥座敷として発展しました。歴代の藩主、藩士から愛されました。当時から、多くの湯治客で賑わい、近郷からも人が集まり、会津民謡「会津磐梯山(ばんだいさん)」 ※に登場する小原庄助(おはら しょうすけ)※ゆかりの温泉といわれています。

会津藩・・・現在の福島県西部を中心に、新潟県や栃木県の一部も領有していた藩。徳川家光の異母弟の保科正之公が会津に入封後、商業や農業を発展させて会津若松を米と酒の一大生産地へと押し上げる。2代目以降、松平姓の名乗りを許される。

会津磐梯山・・・福島県会津地方に伝わる全国的にも有名な民謡。歌詞には、お囃子(はやし)として「小原庄助さん、何で身上(財産)つぶした?朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上つぶした」というフレーズが登場。郡上おどり、阿波おどりと並んで、日本三大民踊の一つにも数えられる。

小原庄助・・・元禄時代の材木問屋や戊辰戦争で戦死した会津藩士など、複数の説があるが、東山温泉にゆかりのある人物として伝えられる。

歴史上の人物、小説家・画家などから愛された東山温泉

鈴木 壽治氏

会津東山温泉はさまざまな歴史上の人物が湯につかりました。豊臣 秀吉、伊達 政宗、新撰組副長の土方 歳三。幕末の宇都宮城攻防戦で負傷した際に、湯治のために東山温泉を訪れました。当時から傷や打ち身に効能があると知られていたようです。この時、新撰組隊長の近藤 勇の墓を会津若松の天寧寺に建てたとされました。ほか、女子教育に名を残す大山捨松※も訪れました。

文人や画家では、歌人の与謝野 晶子、画家の竹久 夢二。彼が記した歌碑も東山温泉に残っています。このほか、小説家の横光 利一※も訪れました。

義に生きた新撰組副長の土方 歳三は、東山温泉で傷を癒した
東山温泉に残る竹久 夢二「宵待草」歌碑

豊臣秀吉の奥州仕置き・・・小田原征伐後に、豊臣秀吉により断行された東北大名に対する処分・配置換えや諸政策を指す。これにより豊臣秀吉の天下統一事業は完了。会津に進軍した折、東山温泉につかったと思われる。

横光利一・・・日本の小説家・俳人・評論家。新感覚派として大正から昭和にかけて活躍。代表作品に日本のモダニズム文学の頂点とされる短編小説『機械』などがある。産湯が東山温泉だったという話も残る。

大山捨松・・・会津藩家老の娘として会津若松で生まれ、大学を卒業して学士号を得た最初の日本人女性。女子教育への支援に尽力する。『NHK大河ドラマ 八重の桜』にも登場した。

今を生きる江戸時代から続く芸妓文化

江戸時代から続く、東山温泉の芸妓さん
鈴木 壽治氏

強調したい点は、芸妓(げいぎ)さんが15名ほどおり、酒宴に花を添えています。江戸時代から続く長い歴史の中で、会津独自のしきたりや歌、踊りの伝統芸能が代々受け継がれています。ここにいらっしゃる芸妓さんはかつら髪で和服を着こなし、伝統的な踊りを行い、三味線を弾き、太鼓をたたいてお酒の座の取り持ちを行っています。

会津若松市の中心部に近く、鶴ヶ城や飯盛山、会津武家屋敷など、会津の主要な観光地へのアクセスも良好で、会津観光の拠点として最適です。これだけの規模と歴史、美しい自然を豊かな温泉地は他に類を見ません。

綾瀬はるかさん 2025年も会津まつりに参加

会津まつりのワンショット

――『NHK大河ドラマ 八重の桜』で主演をつとめた女優の綾瀬はるかさんも時折、いらっしゃるとうかがいました。

鈴木氏

そうですね。時々、耳にします。秋の会津まつり※ (2025年は9月19日~21日に開催)が行われますが、毎年ほぼ綾瀬はるかさんも参加されています。会津まつりは戊辰戦争で散った先人に鎮魂と感謝、昭和天皇の弟宮の秩父宮雍仁親王と結婚され、会津藩の名誉回復に力を注がれ、会津藩主松平容保の孫の勢津子さまのご成婚の祝いと喜びを伝える目的で始まりました。綾瀬はるかさんは、『八重の桜』で山本(新島)八重役を演じて以来、会津若松に対して大変心をくだいていただいています。会津弁でご挨拶され、撮影当時の衣装を身にまとい参加して下さり、深く感謝しております。

『NHK大河ドラマ 八重の桜』ポスターより
会津まつりのメインイベントの「会津藩公行列」
鈴木氏

会津まつりの見どころは、会津藩公行列。総勢約500~600人が、江戸時代の武士に扮し、市内を練り歩く最大のイベントです。馬に乗って参加する人もおり、臨場感あふれる光景が楽しめます。

建物を木造で磨き上げてきた「向瀧」などの宿泊施設が充実

老舗温泉旅館「向瀧」

――次に温泉周辺のホテルや旅館はどのような雰囲気ですか。

鈴木氏

国の登録有形文化財にも指定されたレトロな老舗温泉旅館で、明治・大正・昭和と建物を木造で磨き上げてきた「向瀧」様が有名ですね。会津藩が指定した保養所の歴史を受け継いでいます。ほかは鉄筋コンクリートのお宿さんが多いです。

東山温泉を流れる湯川という川沿いにホテル・旅館が建ち並び、数寄屋造りの建物や射的場など昔ながらの温泉情緒も漂います。

会津東山温泉観光協会も同じく湯川沿いにあり、滝の音が風情はあるとの感想を漏らす方もおります。私も事務所の窓を開けると滝の音が聞こえ、とても心地よいです。

庄助の宿 瀧の湯
鈴木氏

先ほどから話しました小原庄助ゆかりとされる宿もございます。「庄助の宿瀧の湯」で、すぐそばに「伏見ヶ滝」という滝があるため、お宿様の屋号も「瀧の湯」に変更されています。豊富な湯量で肌触りの良い温泉は、多くの文人や画家から愛されてきました。

東山温泉には美しい滝に恵まれている(写真は雨降り滝)
鈴木氏

東山温泉には上流から「雨降り滝」「原滝」「向滝」「伏見ヶ滝」と4大滝があるためか、屋号には「瀧」とつけることが多く、今申し上げた「向瀧」「瀧の湯」のほか「原瀧」を屋号とされるお宿さんがあります。

これぞ諸説あります!? 会津の馬刺しの食べ方は力道山が広めた説

会津の馬刺しは、醤油、ニンニク辛子味噌をつけて食べるのが一般的

――会津若松でグルメでは、馬刺しが有名ですが。

鈴木氏

馬刺しは、熊本県を思い出される方が多いでしょう。馬刺し発祥地は熊本県説や福島県説など諸説あり、明確なことは申し上げられません。しかし、福島県とりわけ、会津若松や喜多方などの会津地方の馬刺しの食文化も熊本県に負けておりません。全国馬肉生産量は熊本県に次いで福島県が2位です。

熊本県の馬刺しは脂身が入ったものを好まれますが、会津地方の馬刺しは、「赤身肉」を珍重しています。食べると癖になる味です。

馬を食用にしていた習慣は、古くから存在し、軍馬や農耕馬の亡きがらの処分に煮炊きして食料とされていたと想定されますが、詳しい発祥は定かではありません。

現在会津では醤油、ニンニク辛子味噌をつけて食べるのが一般的。この馬刺しの食べ方は、力道山※が始めたとの説もありますが、それ以前に生食がなかったのかは疑問が残り、こちらも諸説ある話です。

力道山・・・日本プロレス界の礎を築いた伝説的なプロレスラー。「空手チョップ」を武器に大きな外国人レスラーをなぎ倒す姿で、日本中を熱狂させる。テレビの普及とともにプロレス中継は娯楽となり、一躍国民的英雄となった。ジャイアント馬場やアントニオ猪木のプロレス二大巨頭も育成した。

会津若松には、ラーメンの名店も多い

会津若松のラーメン
鈴木氏

次に申し上げるのが会津若松は、大変ラーメンが盛んな地域ということです。ラーメン激戦区の喜多方エリアに近く、美味しいラーメン屋さんが集まっている場所なんです。豚骨ラーメンを提供するお店やあんかけラーメンなど、多様なラーメンが楽しめるのも魅力です。

ラーメン好きの方は、「喜多方でのラーメンはこの店で決まり」 「会津若松のラーメンはここがいい」といろんな意見を寄せています。老舗店から個性派の店とさまざまです。

B級グルメではソースカツ丼が人気に

会津若松のB級グルメの名物「ソースカツ丼」
鈴木氏

またB級グルメでは、ソースカツ丼が人気です。「卯之家」などで提供されています。他の店舗も定食をやっており評判は上々です。よく観光客のお客様も食べにいらっしゃいます。

会津のソウルフードであるソースカツ丼を全国に広めるために活動されている「伝統会津ソースカツ丼の会」が2000年に結成され、今年2025年にちょうど25年を迎えました。是非、会津若松にいらした際には、是非各店舗での食べ比べを楽しんでください。

酒どころ 会津清酒で乾杯!!

――福島県は全国的にも有数の酒どころで、とりわけ会津地方に酒蔵が多く、地酒好きにはたまらない地域ですね。

鈴木氏

酒類総合研究所は2025年5月に、2024年度に製造した日本酒の品質を競う全国新酒鑑評会の結果を発表し、福島県は16銘柄が金賞に輝き、3年ぶりに福島県産酒が日本一の栄誉に至りました。

福島県はコロナ禍の影響で金賞を選ばなかった2019年度を挟み、金賞受賞数では2012年から9連覇するほどの酒どころです。その中で会津地方は、福島県の中でも有数の酒どころです。是非、ご賞味ください。会津の地酒は東京あたりからいらっしゃれば、銘柄にこだわらず何を飲んでも美味しいはずです。

最近はフルーティーなお酒も増えましたので、女性の方も好まれる味になっています。お土産に是非、会津のお酒を選んでみてはいかがでしょうか。

毎月25日は会津清酒の日

全国新酒鑑評会・・・1911年に始まり、現在も続いている日本酒の新酒の全国規模の鑑評会。

東山温泉からの観光スポット6選を紹介 最初は鶴ヶ城

鶴ヶ城(別名・会津若松城)

――次に会津若松市も含めて有名な観光地を教えていただけますでしょうか。

鈴木氏

「鶴ヶ城」(会津若松城)、「院内御廟」(会津藩松平家墓所)、「会津武家屋敷」、「飯盛山」(白虎隊十九士の墓)、「會津藩校日新館」「大内宿」を紹介します。

「鶴ヶ城」は、戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた難攻不落の名城として、天下に知らしめました。会津若松のシンボルです。天守閣の内部は郷土博物館で、会津の歴史資料が展示されています。最上階からは会津若松市街地や会津盆地、磐梯山が一望できるんです。

城は一度、取り壊されましたが、1965(昭和40)年に再建し、2011年には赤瓦への葺き替えが完了し、幕末当時の姿を取り戻しました。現在、国内で赤瓦の天守閣を見られるのは鶴ヶ城だけです。

荘厳な雰囲気 会津藩松平家墓所の院内御廟

荘厳の雰囲気 会津藩松平家墓所の院内御廟
鈴木氏

東山温泉から車で5分のところに、院内御廟(国史跡 会津藩松平家墓所)があります。東山温泉に近い広大な森の中にあり、規模の大きさを見ても荘厳な雰囲気があります。本堂やお寺があるのではなく、日光東照宮のようなきらびやかな建物はありません。管理も院内の集落の方に任されていました。高さ5mの墓石があり、規模的には大きいです。

初代保科正之公※の墓は猪苗代町の土津神社(はにつじんじゃ)に祀られておりますが、2代正経公から9代容保公までの墓はこちらで祀られております。

注目すべきは神道での弔いがなされている点です。その近隣には、会津武家屋敷という施設があり、3~4km離れていますが、白虎隊※で有名な飯盛山※があります。

保科正之公

会津藩祖・保科正之公・・・江戸幕府初代将軍徳川家康の孫、二代将軍秀忠の子にあたる。3代将軍・徳川家光の異母弟で、家光と4代将軍・家綱を輔佐し、幕閣に重きをなした。会津松平家初代当主となった。

飯盛山・・・福島県会津若松市の中心部から少し東側にある標高314mの山。白虎隊士の自刃の地として知られている。

白虎隊・・・会津藩が組織した若い武士の部隊。主に16歳から17歳の少年たちで構成された。

会津藩の悲劇 白虎隊の少年の墓所

飯盛山での白虎隊十九士の墓
鈴木氏

戊辰戦争で会津藩の白虎隊の少年たちは、敗れたため飯盛山へ逃れます。城下が燃え盛る光景を見て、鶴ヶ城が落城したと誤解。その場で自刃しました。飯盛山には自刃した白虎隊十九士の墓や、各地で戦死した三十一士の墓などが残されており、今でも多くの人々が訪れます。

会津の歴史や武士の生活を感じる「会津武家屋敷」

会津藩家老の西郷 頼母邸宅(会津武家屋敷)
鈴木氏

「会津武家屋敷」は、歴史テーマの野外博物館。会津藩の家老の西郷頼母(さいごうたのも)の邸宅を中心に、当時の建物を復元または移築して会津の歴史や文化を伝えています。広大な敷地には、歴史的建造物や資料館、郷土料理を楽しめる食事処、お土産店なども併設。会津の歴史や武士の暮らしを肌で感じられます。

会津藩の子弟が学問や武道を学ぶ「會津藩校日新館」

「ならぬことはならぬものです」の精神を学ぶ「會津藩校日新館」
鈴木氏

「會津藩校日新館」は、藩士の子弟が学問や武道を通じて心身を鍛えるための施設。会津藩の教育に対する熱意を示しています。特に優秀な生徒は江戸などへの遊学も許され、会津藩の「ならぬことはならぬものです」という精神のもと、文武両道の教育のありかたを知ることができます。1868 (慶応4)年の戊辰戦争により校舎は焼失。1987年に現在地に忠実に復元しました。

江戸時代の宿場町を体験できる「大内宿」

大内宿
鈴木氏

少し足を延ばすと、福島県南会津に「大内宿」があります。江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ参勤交代の重要な道の宿場町として栄えました。
現在も江戸時代の面影そのままに茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、この景観を引き継ぐために店舗兼住居として生活しています。この大内宿も見どころですが、実は昔は、新道が出来て忘れ去られていた地域なのです。
建物もなにからなにまで残っていて、再評価されました。日の目を見ていない時は、さびれていた地域だったようです。さらにここから足を延ばせば、国指定天然記念物「塔のへつり」もあります。

会津若松市が普及に本腰 会津コインの還元率25%

会津コイン 還元率は2026年1月末まで25%

――観光と地方創生では何か動きがありますか。

鈴木氏

会津コインは、福島県会津地域で利用できるデジタル地域通貨です。会津地域17市町村にある600店近くの店舗で利用でき、地域経済の活性化を目的としています。発行者はみずほ銀行、企画はAICTコンソーシアムです。

今、さまざまなキャッシュレス方法が増えましたが、会津地方では、会津コインを推奨しています。会津若松市は2025年7月1日から2026年1月末まで会津コインを使って市内の対象店舗で買い物や飲食をすると、決済金額に応じて25%分の会津コインが還元される消費喚起事業を行っています。

ただし、還元総額が予算上限に達した場合は早期終了する可能性があります。還元上限額は、1ユーザーにつき10,000円です。

盆踊りやお湯かけ祭りなど多彩なイベントを開催

盆踊り

――最近のイベントでは。

鈴木氏

会津東山温泉では盆踊りを、8月1日~8月4日までの4日間にかけて行いました。「会津磐梯山」の歌に合わせて、湯川の清流に組まれた約14mの大櫓の周りで市民や観光客が一体となって踊る、福島県会津若松市の夏の風物詩です。2025年では9,000人が集まりました。

お湯かけ祭り
鈴木氏

お湯かけまつりは8月9日に実施しました。こちらのお祭りは、地元温泉街の若衆・芸妓衆や地元の子供たちが、神輿を担ぎ温泉街を練り歩きながら、各宿に宿泊しているお客様から温泉の湯を浴びせかけてもらうお祭で、縁起物の湯銭もまかれます。

2026年度のふくしまDCに期待

ふくしまDCを2026年4月から「しあわせの風ふくしま」というキャッチコピーで開催(2025年4月からプレキャンペーン)

――これからのご予定では。

鈴木氏

ふくしまデスティネーションキャンペーン(以下、ふくしまDC)は、JRグループと福島県、市町村、地元の観光事業者が協力し、福島県の魅力的な観光地を国内外に広くPRする、国内最大級の観光キャンペーンです。

期間は、2026年4月1日から6月30日までの3ヶ月間。「しあわせの風ふくしま」というキャッチコピーのもと、復興への歩みを進める福島を感じてもらえるような企画が盛りだくさんです。会津東山温泉観光協会はこれから具体的な活動について検討し、実行に移していきます。かつて会津DCが行われた際には、盛り上がりました。

会津若松市は、鶴ヶ城や白虎隊ゆかりの地など、歴史的な名所が集まる人気の観光地であり、歴史を感じるレトロな建物やお店も魅力的です。DC期間中には様々なイベントや体験が予定されています。

また、最近の動きでは、「会津東山温泉旅館協同組合」を正式に発足しました。通常、温泉地は、観光協会と旅館組合の二枚看板で活動しています。会津東山温泉では以前は旅館組合を設立していましたが一度解散、今回二枚看板に戻りました。

具体的な活動についてはこれからです。東山温泉には湯川や滝も豊富に流れる点も魅力ですが、スポットが当たりにくい状態です。そこで滝にもう少しフォーカスする動きをしていきたいとの提案があり、今後具体的なアクションを強める方針です。

団体概要

団体名会津東山温泉観光協会
住所〒965-0814 福島県会津若松市東山町湯本滝ノ湯110
問い合わせTEL:0242-27-7051 / FAX:0242-28-8722
公式HPhttps://www.aizu-higashiyama.com/index.htm
公式SNS公式Instagram: https://www.instagram.com/aizu.higashiyama/
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