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仙台駅近くの観光情報

東北地方最大の都市・仙台市の代表駅である仙台駅は、市内各所を結ぶ地下鉄や東北新幹線、在来線などが乗り入れ、東北地方最大のターミナル駅となっています。「ショッピング、食事、ホテル等の施設も充実し、文化の発信基地としての役割も担う駅」として東北の駅百選に選定されました。旅客収入額がJR東日本では東京駅、新宿駅に次いで3番目に多いことも特徴です。そして仙台駅は駅弁の種類が日本で最も多い駅として有名です。観光客による需要が多いことや、山海の食材が豊富に揃うことから駅弁の種類が増えていきました。
駅構内には仙台名物牛たんの専門店が並ぶ「牛たん通り」や、全国的に有名な漁場を抱える宮城県ならではの有名店が軒を並べる「すし通り」、そしてお土産や食べ歩きにずんだを楽しめる専門店が並ぶ新名所「ずんだ小径」の３つがあり、宮城ならではの味覚を仙台駅で堪能できます。またお土産も充実しており、エキナカにある「おみやげ処せんだい」では地元を代表するおみやげ品の数々が揃っています。
仙台駅構内のエスパル仙台東館１階でレンタカーが借りられるので、杜の都と言われる仙台の並木道が美しい緑豊かな街並を眺めながら、日本三景に選ばれた松島までのドライブなどがオススメです。

仙台駅近くで人気の観光スポット

松島

宮城県の松島湾内外にある大小260余りの諸島が総称して「松島」と呼ばれ、日本三景の一つとされています。四大観と呼ばれるスポットからは松島湾に浮かぶ260余島の島々を一望でき、その景観は圧巻です。他にも、国宝に指定される瑞巌寺や百人一首に詠まれた霊場の島・雄島、国の重要文化財に指定された五大堂など、歴史を感じさせるスポットが点在しており、人気の観光地として多くの方が訪れます。松島にはいくつかの観光遊覧船が存在し、約50分ほどをかけて湾内を一周する定番観光があります。天気が良いほど景観もよく、陸地にはいくつも夕暮れを楽しむスポットがあるため、早い時間にまずは遊覧船に乗ることをおすすめします。点在する島の解説も聞くことが出来るので、そのあとの島巡りにも役立ちます。
松島で海の幸を味わいたいのであれば、「松島さかな市場」がおすすめです。松島さかな市場は気仙沼で6隻の大型まぐろ船を持つ船主が作った市場で、産地直送の鮮魚、海産物を1500種類取り扱っています。持ち帰りだけでなく食事処もあり、お寿司や海鮮丼、カキなどを格安で堪能できます。
仙台駅から松島までは、電車のほか有料道路が整備されています。有料道路を利用する場合は台東ICより仙台東部道路に入り、三陸自動車道を経由し利府中ICで下車します。所要時間は45分ほどですが、慢性的に混雑しているので余裕を持って移動すると良いでしょう。

仙台城跡

鎌倉時代から江戸時代まで東北地方南部を本拠とした伊達氏の居城である仙台城（青葉城）。東と南を断崖が固める天然の要塞に守られた城は、将軍家康に警戒されないよう、 あえて天守閣を築かなかったと言われています。現在は城は消失し、石垣と再建された脇櫓を残すのみとなっていますが、石垣の保存状態は良好で、近世を代表する城趾として貴重です。「仙台城跡」として平成15年夏に国の史跡指定を受けています。
天守台には、伊達政宗が騎馬に跨る「政宗公騎馬像」が建てられており、この政宗公と一緒に仙台市内を一望できます。本丸跡には「本丸会館」という施設が建てられ、「青葉資料展示館」や売店、食事処などがあります。青葉資料展示館では、仙台城に関する資料を展示しているほか、CGで再現した青葉城復元映像を20分おきに上映しており、当時の姿を垣間見ることができます。売店では、仙台の名産品やここでしか買えないグッズも販売しており、食事処では、仙台の名産品や郷土料理を食べることができます。仙台にゆかりのある土井晩翠の文学碑も建てられています。
緑に囲まれた三の丸跡には「仙台市博物館」があり、常設展で仙台の歴史や文化を学ぶことができるほか、国内外のさまざまなテーマによる特別展・企画展も年に3～4回ほど開催されています。
車でのアクセスは、東北自動車道仙台宮城ICから約20分、仙台駅からは約15分程度です。仙台城跡には有料の駐車場が整備されています。

瑞鳳殿（ずいほうでん）

瑞鳳殿は、伊達政宗公の遺命により、経ケ峯（きょうがみね）に造営された霊屋（おたまや、霊廟）です。政宗公の威風を伝える桃山文化の豪華絢爛な廟建築として1931年に国宝に指定されましたが、1945年の戦災で焼失。現在の建物は焼失以前の瑞鳳殿を元に復元されたもので、2001年に仙台開府四百年を記念して大改修工事が実施され、創建当時の姿が甦りました。
杉木立に覆われた静寂な境内には、仙台藩祖伊達政宗公の御廟「瑞鳳殿」のほか、二代忠宗廟の「感仙殿」、三代綱宗廟の「善応殿」、9代周宗の墓、11代斉義の墓、11代斉義の妻・芝姫（あつひめ）の墓である「妙雲界廟」、5代吉村以降の藩主の夭折した子女の墓である「御子様御廟（おこさまごびょう）」、戊辰戦争で命を落とした仙台藩士1,260人の慰霊碑である「弔魂碑」、「瑞鳳殿資料館」があります。歴代藩主の遠忌法要では、それぞれが祀られる本殿の扉が御開帳され、普段見ることのできない御木像がその姿を現します。
遠忌法要や御開帳のほかにも、能楽やコンサート、境内のライトアップなどのイベントが年間を通して開催されています。また、一帯は「経ケ峯歴史公園」として整備されており、参道の途中にある瑞鳳寺では、伊達家の姫君が歌合わせをして楽しんだと伝えられるヒガンザクラを見ることができます。
JR仙台駅から車で15分ほどで到着でき、瑞鳳殿の正面入口左手に駐車場があります。