那覇空港から約50km。
リゾートホテルが立ち並ぶ恩納村の観光エリアに、鉄板焼きステーキ店「jam(ジャム)」があります。
店名の「jam」には渋滞や集合、混み合うという意味が込められていますが、店名通り、予約の電話がひっきりなしに掛かってくる人気店です。
大きな駐車場や遊び心満載な店内、オープンスタイルの鉄板焼ステーキ、ハンバーグ、シーフード。子供も大人も広々とした店内で、豊富なメニューから好きなものを好きなだけ満喫できるのがjam。
恩納村のリゾートエリアで、目の前でシェフがパフォーマンスを繰り広げる鉄板焼きを食べたい方に、ぜひオススメなお店!
では、さっそくお店に入ってみましょう。
1.駐車場50台に座席52席! 店内も敷地もボリューム満点
店内は開放的なつくりをしており、置物やオブジェがリゾート感をさらに盛り上げています。
店内には「鉄板コーナー」、「奥鉄板コーナー」、「デザートルーム」と3タイプの部屋があり、全52席。
ランチ、ディナー、カップル、ファミリー、団体と、用途に合わせて席が設けられているのが嬉しいところ。
ちなみにjamは駐車場50台!リゾートエリアの恩納村では、レンタカーや観光タクシー、バスなど乗り物を利用する人が多いので、広い駐車場はナイスポイント。
2.大人も子供も大満足なボリュームのステーキ、ハンバーグ、シーフード♪
誕生日や記念日など特別な日にオススメなのは「沖縄特選ペアーコース(11,300円〜)」。
海ぶどう、七種類の焼き野菜、県魚グルクン、あぐー豚など7種類の料理にメインの鉄板焼ステーキ、デザート。
まさに山の幸と海の幸たっぷりの贅沢コース!
ステーキ肉は「沖縄県産牛ランプ」か「石垣和牛サーロイン」のどちらかをチョイスできます。
キッチンは、お客さんの目の前でお肉を焼くオープンスタイル。
シェフの熟練したパフォーマンスを楽しめます。
スタッフのカッコいい手さばきを見て、いつもより食欲がアップする子供もいるとか!
子供も大人もランチで注文が多いのは「ハンバーグ」。
大人向けは、Aコース「ハンバーグステーキ200g(950円)」や、ハンバーグ(150g)、あぐー豚、山原鶏、魚、ホタテいずれか2品をチョイスできる「Bコース(1,500円)」があります。
あれもこれも食べたい欲張りさんは、Bコースがオススメ!
すべてのコースにはスープ、サラダ、焼き野菜、ごはん又はパン、コーヒー又はティーが付いており、ボリューム抜群!
子供メニューは、「ハンバーグ150g(800円)」や5歳以下のお子様用のミニセット「ハンバーグ100g(600円)」があります。
子供にもしっかりスープやパン、デザートなどが付いていますよ♪
泡盛で作ったカラフルな各種カクテルもそろっています。
ソーダやりんご酢などで割って飲みやすくなっているので、泡盛初心者の方も挑戦しやすく、泡盛好きな方も、またいつもとは違った泡盛の楽しみ方で飲めますよ。
(左から)懐かしい味わいのクリームソーダを使った「大人のクリームソーダ」、りんご酢割りした「あわもりっ酢」、イチゴとヨーグルトのフローズンカクテル「ベリベリベリー」、フルーツリキュールのヒプノティックが入った爽やかな「Okinawaアバンチュール❤」(全700円)。
3.遊び心満載な仕掛けがたっぷり!ニシキヘビの皮、泡盛瓶、サメ・・
見よ!この迫力満点なニシキヘビの皮!!
沖縄の三線の材料にも使われるニシキヘビの皮ですが、天井まで届くここまで大きなサイズは、なかなかお見かけできない貴重モノ。
店内には、あちらこちらにユニークなオブジェが散りばめられているので、食事前後に天井や壁を見てみてくださいね。
デザートルームの上のほうには、泡盛の瓶がズラリ!これだけそろうと、芸術作品!
泡盛好きにはたまらないですね。今回の旅はどんな泡盛を土産にしようか、先に吟味しちゃいましょう♪
頭上を見上げると大きなサメ!漁網に捕獲されそうな寸前の大迫力劇!?
その後ろには、船のイカリや浮き輪、魚拓、貝・・etc。恩納村は漁業を営む人も多いので、とてもリアル!
今回取材に応じてくださったのは、「STEAK HOUSE jam」取締役の今井恵悟さん。
滋賀県出身で、もともとはjamのお客さんの1人だそうです。
九州の大学に通っていた大学4年生のころ「九州なんだから、沖縄まで行ったら?」と友達にすすめられたのがきっかけで、沖縄旅行へ。
北谷町からレンタカーを走らせ、jamにて食事をしたそうですが、jamの遊び心あふれる店内や鉄板焼パフォーマンスが面白くて、すぐに心惹かれたそう。
「自分も観光客を相手に楽しい食事のサポートをしたいなぁ。沖縄に住んだら面白そう!」と思い、すぐにお店に電話をし、無事に店スタッフに採用され、約半年後にはお店で仕事をしていたとか。
「本当は、関西で仕事をしようと思っていたのですが、応募した会社に全部落ちまして(笑)。おかげでjamで仕事ができています」とニタっと爽やかに笑います。
jamのお客さんは、8割が県外からの観光客。
残りは、県内の外国人や遠方からくる沖縄在住者。
男女比率は同じぐらいで、年齢層は赤ちゃんから年配客まで幅広いのだとか。
「お客さんには『県外では、この値段でこのボリュームは食べられないよ~』とか『楽しかった』と声をかけられます。私も、県内の他の鉄板焼き店に比べるとメニュー豊富だなぁと思っています。
これからもお客さんとのコミュニケーションを大切に、お客さんが楽しんでもらえるように、精一杯努めていきたいと今井さんは話します。
◆おまけ
まさにjam盛りの名刺たち!店内に入る出入り口の階段に無数に貼ってあります。
スタッフは特に管理していないため、スタッフも枚数はわからないそうですが、軽く1,000枚は越しそう。
久しぶりに来店されるお客さんが、「オレの名刺どこかな~?」などと、以前に貼った名刺を楽しそうに探すところを時々見かけるとか。
この写真が何かわかったアナタは、鉄道オタク?!
そうです!玄関への階段に使っているこの板は、鉄道のレール板。
帰り際にぜひチェックしてみてくださいね♪
Photo&text:小鍋悠
(取材:2021年7月)
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