沖縄市コザの異国情緒ただよう商店街、中央パークアベニューに佇む「raw sweets cafe abondance(ロースイーツカフェ アボンダンス)」。
フレッシュな果物をふんだんに使用したロースイーツ専門店です。(ローフードも不定期で提供)
ロースイーツとは、生または非加熱、低温で調理されたスイーツのこと。
加熱しないことで、食材の栄養素を壊さず摂取することができます。
動物性の食材や砂糖などの加工精製した食品を使わないことも特徴です。
1.テーマは「色気」。旬の果物を使った瑞々しいロースイーツ
abondanceは「果実の色気をロースイーツで表現する」がコンセプトのロースイーツブランド「IROCAKES(イロケイクス)」が運営するカフェ。
9年前にロースイーツに出会ったというオーナーさんが、独自で研究開発した唯一無二のロースイーツが味わえるブランドです。
まだロースイーツという概念も知られていなかった頃から「果物やハーブなど、素材自体が魅力的でヘルシーなスイーツって、とてもセクシーなのではないか」と感じ、色気のあるスイーツを目指しケーキ作りを始めたことから、IROCAKESという名前がつけられました。
写真のフルーツタルトはお店の一番人気。
旬の果物をふんだんに使ったロースイーツは、たしかにとっても瑞々しく鮮やかで、色気が漂う一皿です。
季節によって生地に使われる果物が変わり、この日はシークヮサーでした。
タルトの周りを彩る果物も種類豊富に飾られて、一皿がまるでアート作品のよう。
使用する果物は、なるべくオーガニックのものを使用。
市場やスーパーを何件も巡って探すこともあるのだとか。
使う果物にあわせて、調理時間を繊細に変える必要があるため、その時々で感性をフルに使って調理しています。
フルーツタルトのほか、チョコレートタルトや珈琲ゼリーパフェ、ティラミス、ショートケーキなど、種類の豊富さも魅力。
なんとロースイーツだけで8種類もあるのです。
2.種類豊富なスイーツに合わせるドリンクも必見
珍しいロースイーツしかり、ドリンクメニューも好奇心がそそられます。
写真はアーモンドと水をミキサーで混ぜ、搾って作った「自家製アーモンドミルクのCHAI(チャイ)」。
シナモンとアーモンドの香りが華やかに混ざり合い、これだけでも満足度が高い一杯です。
ほかにも蜜のような香りが特徴的な「台湾蜜香紅茶」や、イチジクやプルーンなどを烏龍茶にブレンドした「碧の秘密」、自家製酵素スカッシュなど、どれも試してみたいものばかり。
近くにあるカフェAMBER HOLIC.(アンバーホリック)の豆を使用した珈琲も絶品です。
3.安心安全な焼き菓子も。手土産購入にもぴったり
カウンターには、2種類のマフィンとグラノーラが並びます。
カウンター販売のものはすべてロースイーツではありませんが、マフィンには米粉を使用し、すべてヴィーガン、グルテンフリーです。
ロースイーツを食べた後、手土産に焼き菓子の購入もおすすめですよ。
焼き菓子も身体にやさしくおいしいので、どんな人にもプレゼントしやすいのが嬉しいですね。
身体にやさしいスイーツでありながら、おいしくて美しい。
そんなabondanceのこだわりロースイーツは、コザの街で特別なひとときを過ごしたい方にぴったり。
心と身体が休まるひとときをぜひ味わってくださいね。
Photo&text:三好 優実
(取材:2023年9月)
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