自分のために何かストレスケアをしていますか?
私たち現代人は、長時間労働や仕事と家事・育児の両立、対人関係、体調不良、出口も見えず長期化するコロナウイルス感染症に関することなどで、日々さまざまなストレスにさらされています。
置かれている状況を今すぐに変えることはなかなか難しいかもしれませんが、メンタルヘルスの不調を和らげてくれる“アロマ”なら気軽に取り入れられるはず。
自分に合った香りを見つけて、セルフケアを始めてみませんか?
1.気軽に足を運べる町のアロマ屋さん
(画像提供:ペタルーナ)
沖縄県内に3店舗を構えるアロマ専門店「ペタルーナ」は、自分に合った香りが見つかる「町のアロマ屋さん」。
那覇市天久(あめく)の本店がオープンしたのは2008年11月。
店名は「Petal(英語で花びら)」と「Luna(イタリア語で月)」から構成された造語で、「月のように優しく照らし、花のように生活を豊かにする」存在でありたいという思いを込めて名付けられました。
(画像提供:ペタルーナ)
ロゴマークのまわりを大きく囲む丸は「優しく照らす月」を、真ん中の“くるくる”は昔から沖縄で親しまれている「月桃」の花を表現。
2. 43種類の中から目的や症状にあった香りが選べる
店内にはスキンケア用品や石鹸、アロマ香水、そして43種類の精油(アロマオイル)などが見やすくディスプレイされています。
ペタルーナで扱うのは、オーガニック栽培で育てられた植物から抽出した最高品質の精油のみ。
(画像提供:ペタルーナ)
使用する際に鼻や皮膚から吸収するため、有害化学物質や残留農薬を含むものは一切使用せず、また地球環境に負荷をかけない農業に取り組んでいる農家さんの元で育てられた素材を、選ぶように心がけているそうです。
最も人気の香りは“呼吸”に特化した「Breathe blend(ブリーズブレンド)」。
ユーカリ、レモンティーツリー、レモングラス、ローズマリー、シダーウッド、サイプレス、スペアミント、パチュリ、月桃を配合したアロマオイルです。
香りのイメージは「空気の澄んだ草原にいるような爽やかでフレッシュな香り」。
室内の空気を整えてくれ、気持ちを明るく前向きにしてくれます。
ブリーズブレンドの香りは、マスク生活で呼吸が浅くなっている方にもおすすめ。
ミストタイプのこちらはシュッと肌に直接かけることも可能で、マスクミストやデオドラントミストとして使うだけでなく、シーツや枕・カーテンなどのリネン類にスプレーをすると、何気ない日常が少し特別な時間に。
ミストタイプはディフューザーがなくても香りを楽しむことができますし、バックに忍ばせておけば出先でも手軽にリフレッシュすることができます。
こちらは「ブリーズマスクシール」。
ブリーズブレンドの香りがシールタイプになったもので、マスクの外側に貼るだけで呼吸を快適にしてくれるというものです。
デザインを手掛けたのは沖縄のイラストレーターkitico.さん。
シールには可愛らしい植物があしらわれ、不快なマスク生活でも気持ちが明るくなりそうです。
3.毎日のスキンケアで肌も心も前向きに
店内には「敏感肌で市販の化粧品が使えない」という方でも、安心して使えるスキンケアアイテムも揃っています。
一番人気は、甘くて優しい月桃の香りが楽しめる「月桃ハイドロゾル」。
1年に1度だけ咲く月桃の花から抽出した芳香蒸留水(フラワーウォーター)です。
昔ながらの製法で蒸留した芳香蒸留水には余分なものは一切入っておらず、完全無添加。
敏感肌からすべての肌質に使えるので「自分に合ったスキンケアアイテムが見つからない」という方は試してみてはいかがですか?
落とす・洗う・潤すの機能を1本で兼ね揃えた「オーガニッククレンジングオイル」は、ここ1年でリピーターが増えているというアイテム。
独自製法で抽出した沖縄県産のウコンエキスを配合することにより、シミやお肌の老化の原因となる活性酸素を抑えてくれるそうで、さまざまな肌トラブルを解消してくれます。
そして合成界面活性剤や石油系成分も無添加。ダブル洗顔も不要です。
クレンジングオイル、モイスチャークリーム、モイスチャージェルは無香料タイプもあり、こちらは無料でお好みのアロマオイルをカスタマイズすることが可能です。
保湿をしたい場合はラベンダー、皮脂のバランスが不安定な方はゼラニウム、ニキビが気になる時にはティーツリーなど悩み別に合ったスキンケアアイテムを作ることができるので、ぜひスタッフに相談を。
実はペタルーナのスタッフは全員アロマの資格保有者です。
「お客様に対して、ひとつだけでなく複数のご提案ができるように」と日々勉強を続けているとのこと。頼もしいですね。
4. “ちょっとした不調や悩み”を解決してくれるお店
代表の大城夕紀(おおしろゆうき)さんは、小さい頃からアトピー・喘息持ちで悩んでいたそうです。
高校3年間をオーガニック先進国であるオーストラリアで過ごしましたが、その時に出会った“自然療法”がペタルーナをオープンするきっかけになったそうです。
「オーストラリアにはChemist(ケミスト)やPharmacy(ファーマシー)と言われる、日本でいう薬局のようなお店があって、『眠れない』『鼻がムズムズする』『虫に刺された』など、病院に行くほどではないけれど…という時によく駆け込んでいました。薬剤師さんに相談をするとティーツリーやユーカリ、ラベンダーなど、その時の悩みに合ったアロマオイルを出してくれるのですが、それが楽しくて…。自然療法に触れた私は、日本にもこういうお店があったら良いのに、と思いました」
大城さんが目指したのは、気軽に立ち寄ることができる「町のアロマ屋さん」。
オープン当初、沖縄県内にはまだ他にアロマオイル専門店がなく「アロマ=贅沢品」というイメージを持っている方も多かったようですが、大城さんは「日常に寄り添った質の良い商品」を取り揃えたお店をオープン。
「多くの方に長く使っていただきたいので、価格は無理なく使い続けられる設定にできるよう心がけています」と話します。
5.沖縄をアロマ先進県に!
ペタルーナは創業当時に「すべての人や動物、そして地球に優しい最高品質の商品をお届けします」という理念を掲げたのだそうです。
そして今後は “沖縄をアロマ先進県にしていきたい”という目標に近づくためにさまざまな取り組みをされています。
「ストレスケアとしてアロマは有効なものだと思っています。好きな香りを嗅ぐと皆さん笑顔になりますよね?人間の五感のうち“嗅覚は最も原始的で本能的な感覚”だそうです」と大城さん。
好きな香りを嗅ぐことで、自律神経の乱れが整い、幸せホルモンが分泌されるのだそうです。
沖縄発のオーガニックアロマ・ナチュラルコスメは、ストレスが多く揺らぎやすい私たち現代人の不調を改善し、癒してくれるはず。
自分用にはもちろん、お土産やギフトにも喜ばれるペタルーナのアロマ・スキンケアグッズ。沖縄旅行中にぜひ足を運んでみてくださいね。
Photo&text:舘幸子
(取材:2022年4月)
コメント