niginigi(にぎにぎ)

niginigi(にぎにぎ)

石垣島の住宅街にとけ込むおにぎりカフェ、niginigi(にぎにぎ)は、店主が愛情込めてにぎるおにぎりと定食が食べられるお店です。

靴を脱いでお家のようなゆったり空間で、おにぎりと島野菜たっぷりのランチを。

1.店主のふるさとの家族が育てるお米でにぎるおにぎり

玄関をがらりと開けて、家に帰ってきたような気分になる「niginigij」。

お店で提供するお米はすべて、店主のふるさと、石川県白山市でお父さんとお兄さんが育てているこしひかりです。

こちらは週替わりランチで、この日は、ナスのはさみ揚げをメインとしたメニュー。

たくさんの品目がいただけるのが嬉しい、ボリュームたっぷりの定食です。

野菜はできる限り島のものをつかっていて、ドレッシングは手作りです。

おにぎりは、ひとつか、ふたつかを選べます。

具材も、石垣の塩などのシンプルなものから、自家製ツナとゴーヤのみそマヨ、石垣牛しぐれ、えび天など、11種類からチョイスできます。

私がいただいたのは、梅と無農薬黒紫玄米。

頬張ると、炊き加減が抜群のずっしりおにぎりに幸せを感じました。

週替わりランチのほか、自家製手捏ねハンバーグの「煮込みハンバーグランチ」や季節ごとに変わるランチも。

今いただける夏ランチは「鶏ミンチのガパオライスプレート」です。

自家製のスイーツも日替わりであり、この日いただいたのは「濃厚かぼちゃプリン 生クリームがけ」。

スパイスがほどよく効いているけれど、素材の味もおいしくて優しいプリン。

スイーツはミニサイズでも注文できます。

ドリンクは、自家製ジンジャーエールや石垣島産フルーツのスムージーなども。

2.靴を脱いでのんびりと。おいしいものを食べてくつろげる空間

テーブル席、座敷、窓際のカウンター席があります。

胸元におにぎりのブローチを付ける店主の新崎みちるさんは、石垣島に移住して16年。

石垣に旅行で初めてきた時から、この島で飲食店をやれたらいいなと感じたのだそう。

漠然とした考えだったけれど、実家で育てているお米をつかったらいいじゃない!と、おにぎりカフェをオープンすることに。

今ではたくさんの島の人たちが訪れるお店となりました。

「仕事が忙しそうな人とか、小さな赤ちゃんをつれて来てくれるお母さんとか、そんな人たちがご飯を食べながら少しの息抜きができている姿を見るのが嬉しいです。忙しい日常だけれど、ここではゆっくりくつろいでほしい」とあたたかい想いで迎えてくれるお店です。

おいしいもので満たされて、心からのんびりできる「niginigi」をぜひ訪ねてみてください。

Photo & Text:笹本 真純

(取材:2023年8月)

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