グラデーション美しい宮古ブルーの海。
観光地化されているビーチも数多くありますが「静かなところでゆっくりと過ごしたい」。
そんな方におすすめのビーチが、宮古島と橋でつながった来間島、その絶景の来間大橋のちょうど反対側にある隠れ家ビーチ「ムスヌン浜」です。
あまりにも穴場すぎて、案内板等はありませんので、なかなか探すことができないときは、Google map等をセットしながら探してみて下さいね!
1. 宮古島から車で渡れる来間島にある、プライベート感満載のこじんまりしたビーチ
来間大橋のちょうど反対側に位置するムスヌン浜。
こじんまりしたビーチで、ほとんど人気はなくプライベート感満載のビーチです。
車を止めるスペースもあるにはありますが、整備された駐車場ではないので、数台しか止められません。
少し波があるので泳ぐには向いておりませんが、静かなところでゆっくりとしたい方にはぜひおすすめです!
2.サンセット&満点の星空
このビーチは来間島の西側に位置しており、サンセットを望むことができます。
また辺りにはほとんど明かりがないので、星空はさらにおすすめ。
降りそそぐ星明かりの中、寄せては返す波の音を聴きながら、のんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか?
3.地元祈願祭「ムスヌン(虫払い)御願」
このビーチでは、毎年春に害虫駆除と豊作を祈願する島の大切な祭事「ムスヌン御願(うがん)」が行われています。
この御願は、まず酉、卯、亥年生まれの男性3人が、害虫(イナゴ、コガネ虫、カタツムリ等)を岩場で焼き、引き潮に合わせて岸から300mほど離れた岩場に葬ってきます。
そして、その間に女性たちによって「虫がいなくなり、豊作になりますように」と神様に祈りを捧げます。
その後、島中の人々が集まり、歌や踊りが奉納されます。
また虫払いのことを方言で「ムスヌン」ということから「ムスヌン浜」とよばれるようになったそうです。
白昼~夕暮れ時~星空と刻々と変わりゆく海辺で、古くから受け継がれている島の伝統に心を馳せながら、ゆっくりと贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
text: 松川千鶴
Photo:大島康生
(取材:2021年10月)
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