やさしいおふくろの味を楽しめる「田舎料理の店・蔵」は、宮古島の繁華街から車で5分程の距離にあります。
生粋の宮古人である女将さんが切り盛りする蔵では、地元の食材をふんだんに取り入れた、宮古島の郷土料理が楽しめます。
1.ご予約必須のプライベート空間
地元の方々に長年愛されてきたお店は、創業から35年。
創業当時から変わらぬ宮古のおふくろの味を、女将さんが大切に守り続けています。
店内は、木目調のインテリアが優しい雰囲気を醸し出し、気取らずゆっくりと寛げる空間。
女将さんのアットホームな雰囲気と笑顔、そして美味しい沖縄料理が、訪れる人々の心とお腹をほっこりと満たしてくれます。
お店は予約制で、前日までの予約のみを受付けていますので、訪れる際には必ず事前にご予約を。
2.女将さんたちの心温まるおもてなし
お料理は、女将さんのおまかせメニュー。
7~8品ほどの宮古島の郷土料理がメインに振る舞われます。
こちらで提供されるお料理はすべて、女将さんが子供の頃からよく食べてきたという馴染みの味ばかり。
宮古島ならではの様々な食材を、宮古味噌などを使用した昔ながらの味付けと調理法で味わうことができます。
それぞれのお料理にレシピはなく、代々受け継いできた直伝の味だそう。
長年の間、ブレない味付けで地元の方々にも親しまれています。
メニューは、お客様のご要望に応じてお好みの料理を取り入れることもできますので、ご予約時にぜひ、ご相談ください。
3.島の恵みが生きる一品料理
宮古島では、刺身を酢味噌で和えた郷土料理がよく食べられていますが、女将さんはお酢にちょっぴりニンニクをプラス。
さっぱりと美味しくいただけるようにと、ひと工夫を凝らした一皿です。
スライスしたゴーヤの食感と程よい苦味も加わり、沖縄らしい味わいを楽しめます。
さらに、沖縄でよく食べられているグルクン(タカサゴ)の唐揚げも登場!
お魚の旨味とサクッと揚がった衣が相性抜群。
他にも、ボリューミーなイラブチャー(アオブダイ)のマース煮が登場することも。
どんなお魚が今日の一皿になるのか・・・
ワクワクした待ち時間も、日替わりならではの魅力ですね!
蔵では自家製ジーマミー豆腐の厚揚げも楽しめます。
実はこのメニュー、ファンの多い人気メニュー!
これを目当てにやってくるリピーターさんも多いとか。
大胆にカットされたジーマミー豆腐の厚揚げは、外側はサクサク、内側はとろっとした食感。
自家製ダレがよく絡み、もちっと濃厚なお味!
これはリピーターが絶えないのもうなずけます。
おまかせ料理には、他にも島らっきょうやチャンプルー、やぎ汁、イカ墨じゅーしーなど、観光客ごころをくすぐる宮古の郷土料理が並びます。
どれも女将さんのひと工夫が詰まったこだわりのメニューばかり。
宮古島ならではの味付けが、予想外の美味しい食べ方を発見させてくれるかも?!
宮古島を初めて訪れる方もリピーターさんも、ぜひ一度「田舎料理の店・蔵」に足を運んでみてはいかがでしょうか?
Photo:松山 雅斗
Text:宮崎 ななこ
(取材:2024年1月)
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