ばくばく亭

ばくばく亭

中からじゅわ&とろ〜りとチーズが溢れ出すチーズインハンバーグは見ているだけで食欲をそそられますよね。

誰もが一度は食べてみたいと思ったことがあるのではないでしょうか?

そんなチーズインハンバーグを30年以上前に考案し、その元祖といわれているのが本島中部エリアの北谷町(ちゃたんちょう)にある「ばくばく亭」です。

1. 沖縄本島中部 北谷町の高台から絶景を望むレストラン

ばくばく亭|北谷町の高台に建つ店舗外観

沖縄とアメリカンカルチャーがミックスした北谷町。

その高台に青空のもと、赤瓦が映えるレストランが佇んでいます。

「ばくばく亭」があるのは那覇空港から車で約40分、国道58号線を北上し、謝苅(じゃーがる)交差点を右に曲がり坂道を登ったところ。

途中に看板があるのですぐに分かるはずです。

近くには人気観光スポットの美浜アメリカンビレッジもありますよ。

ばくばく亭|明るい雰囲気の店舗内観

ランチからディナーまで、おいしいハンバーグを求めて地元客で賑わう人気店。

沖縄の海や自然をモチーフにしたインテリアに、広々とした開放的な空間とアットホームな雰囲気が魅力です。

キッズチェアもあり家族連れの方もゆっくり過ごせます。

ばくばく亭|大きな窓から望む高台店内からの眺望

大きな窓からの日差しが心地いい窓際の席。

時間を忘れて景色を眺めながら、のんびり過ごすのも沖縄ならではの贅沢なひとときではないでしょうか。

ばくばく亭|遠く水平線には慶良間諸島まで見渡すことが出来ます。

目の前にはぐるりと街を見渡す風景が広がり、その先に海が青くきらめいています。

遠く水平線には慶良間諸島まで見渡せ、西海岸に面しているため、夕日が沈みゆくサンセットタイムや、輝く夜景の望むディナータイムもおすすめです。

ばくばく亭|眺望を楽しむことが出来る、窓際のテーブル席

活気あふれる街並みと青い海、いつまでもぼーっと眺めていたくなります。

2. 長野から沖縄へ。この道ひと筋30年余り、親子で守り続ける味

ばくばく亭|前代表でシェフの相澤好範さんと、ご家族

子どもの「おいしい!」という言葉が嬉しくて、子どものためによく料理をしていたという、前代表でシェフの相澤好範さん(よしのり)さん(写真中央)。

そのうち友人たちが好範さんの手料理を食べに自宅に集まるようになり、みんなから「おいしい」という言葉をもらって、より料理が好きになったといいます。

また、こだわりの強かった好範さんは、どの飲食店へ行ってもいつもどこか物足りなさを感じていたそう。

それならばと一念発起し、自分の納得する料理を自分で作ろうと思ったのがお店をはじめたきっかけです。

「ばくばく亭」は1984年に、信州・長野県は松本市「国宝 松本城」の城下町で、好範さんと泰子(たいこ)さん(写真右)夫婦が、カウンターのみの小さなお店からスタートさせました。

長野県で25年間、地元の方に愛されたお店でしたが、好範さんの長年の夢だった沖縄移住の実現とともにお店も思い切って沖縄へ移転オープン。

その頃から娘の絵美(えみ)さん(写真左)もお店を手伝うようになりました。

ばくばく亭|湯気が立ち込めて、たまらなく美味しそうなチーズインハンバーグ

実は数年前に体調を崩してしまったという好範さん。

このままではお店を続けられるかどうか分からないという状況でしたが、絵美さんがお店を継ぐことを決心。

2015年から絵美さんが代表となりお店全体を任されています。

職人気質の好範さんは初めの頃、絵美さんに厳しくあたることもあったといいます。

しかし今では「俺より上手に焼けるようになったな」と褒めてくれることも増えました。

現在、好範さんの体調はおかげさまで良好とのこと。

お客さんの笑顔のために親子で支え合いながら日々厨房に立ちます。

3. 名物チーズインハンバーグの誕生秘話

ばくばく亭|チーズオーブン焼きハンバーグ(サラダ・スープ・ライス付)

ふっくらまん丸で肉汁がギュッと詰まった「チーズオーブン焼きハンバーグ(サラダ・スープ・ライス付)」のお得な平日限定ランチセットは、レギュラー2,000円/スモール1,800円。

ディナータイムや土・日曜はレギュラー2,500円、スモール2,150円です。

※写真はレギュラー。

「30年以上やってきて、お客様からおいしいって言ってもらえるのだから、このままで大丈夫って普通は思うかも知れないけれど、お父さんはさらに美味しいハンバーグを常に目指しているから、いつの間にかレシピが変わっていたりして、このデミグラスソースはお父さん以外に作れないんですよ」と、少し困り顔でもちょっぴり嬉しそうに教えてくれた泰子さん。

ばくばく亭|熱々のハンバーグにナイフを入れる様子

熱々の鉄板でジュージュー音を立てるハンバーグに、ナイフとフォークを入れた瞬間、チーズと肉汁が溢れ出します。

今でこそいろいろな場所で食べられるようになったチーズインハンバーグですが、オープン当時はハンバーグの上にスライスチーズを乗せただけのものが主流でした。

しかし好範さんはチーズインハンバーグを注文するお客さんはチーズが好きで注文するのだから、もっとたくさんのチーズを食べさせてあげたいと考えていました。

ですがスライスチーズを増やして乗せるだけだと焼くときに溶けて流れてしまう…。

どうすればいいのかと考え思いついたのがチーズを“詰める”ことでした。

しかしハンバーグが割れてしまい何度も失敗。現在の形になるまで試行錯誤を繰り返したそうです。

ばくばく亭|切られたハンバーグから、とろーり溶けたチーズが流れ出る様子

たっぷりのチーズがとろ〜り流れ出てきました。

これだけの量のチーズを入れると普通は重くなってしまいますが、塩分控えめの国産モッツアレラを使っているため最後のひと口までおいしく食べられます。

ばくばく亭|ジューシーで肉感満点のハンバーグ

ハンバーグのしっかりした肉感とジューシーさの秘訣は、ステーキ用のかたまり肉と沖縄県産あぐー豚の黄金比率の合い挽き肉。

さらに冷凍肉は一切使わず、新鮮なお肉を毎日その日に使う分だけ店内で手切りし、ミンチしています。

お肉にチーズとデミグラスソースをたっぷり絡めてお召し上がりください♪

ばくばく亭|産地や食材にこだわった、ライスとスープ、そしてサラダ

好範さんのこだわりはハンバーグ以外のところにも表れています。

琥珀色のコンソメスープは沖縄県産の鶏ガラと北海道産の利尻昆布からじっくり旨みを引き出した一杯。

パイナップルと新鮮な野菜のサラダには手作りのドレッシング。

ライスは安心安全の国産コシヒカリをおいしい水でふっくら炊き上げています。

4. がっつり食べるなら!ステーキとの迫力満点コンボ

ばくばく亭|チーズオーブン焼きハンバーグとリブロースステーキセット4,300円(サラダ・スープ・ライス付)

沖縄のソウルフードのステーキも楽しみたいという方は「チーズオーブン焼きハンバーグとリブロースステーキセット4,300円(サラダ・スープ・ライス付)」もおすすめです。

グラスを食べて育った牧草牛のステーキはキレイな赤身が特徴。

香ばしく肉汁たっぷりのジューシーな焼き上がりで、肉本来の香りと旨み、深い味わいが楽しめます。

今にもチーズと肉汁が吹き出しそうなハンバーグはデミグラスソースをたっぷりかけていただきます。

ばくばく亭|ステーキには、手作りのガーリックバターや醤油ベースの和風ソース、そして大定番「A1ソース」やニンニクなども用意されています。

ステーキは手作りのガーリックバターや醤油ベースの和風ソースとの相性も抜群。

沖縄の大定番「A1ソース」やニンニクでの味の変化もぜひお試しください。

ハンバーグはプラス330円でサイズアップする方も多く、ほかにもプラス200円でEMたまごの目玉焼きトッピングもおすすめです。

5. スパイスから手作りチーズインハンバーグカレー

ばくばく亭|雪だるまがカレーをかぶったような、チーズオーブン焼きハンバーグカレー1,800円

雪だるまのような可愛いルックスの「チーズオーブン焼きハンバーグカレー1,800円」も大人気のメニュー。

国産黒毛和牛の牛すじが見えなくなるまで、じっくりコトコト煮込み、南国フルーツのやさしい甘みの中にスパイスが香る味わい深いカレーに仕上げています。

ばくばく亭|カレーに盛られたチーズインハンバーグにナイフを入れる様子

ナイフとフォークを入れるこの瞬間に心が躍ります♪

ばくばく亭|最高に美味しそうなチーズインハンバーグカレー

まろやかなチーズとスパイシーなカレーの組み合わせがヤミツキになるおいしさです。

ルゥはガラムマサラなどのスパイスから手作りし、「朝からいい香りするなって思ったら、お父さんがたくさんのハーブを煎っているんです」と泰子さん。

またルゥにキラキラ輝いて見えるのは牛骨のコラーゲン。隅々まで好範さんのこだわりとオリジナリティが詰まっています。

6. お店の味がそのままお持ち帰り!極上グルメをテイクアウトできる!

ばくばく亭|テイクアウト用「ハンバーグ弁当1,500円」

電話注文で「ハンバーグ弁当1,500円」などのテイクアウトも可能。

ホテルでゆっくり味わうもよし、近くのビーチや公園でピクニック気分を楽しむもよし、あまり時間の無い方や帰りの飛行機で食べたいという方にもおすすめです。

「チーズオーブン焼きハンバーグ弁当(スモール)1,700円」をはじめ、ボリューム満点の「ステーキ弁当2,000円」「チキン弁当1,500円」、「肉肉肉オードブル3,500円」もあります。

手間を惜しまず、一切の妥協を許さず、お客さんの「おいしい!」のひと言のために作り続けるハンバーグ。

ぜひ一度その舌で味わってみませんか?

 Photo&text:金城 絵里子

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